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株式会社 もがみ物産協会 専務取締役 津藤 真知子 氏


 このコーナーは、地域に潤いをもたらし醸成させるのは人であるという思いのもと秋田県南地域と山形県北地域に住む「醸し人」にクローズアップしたコーナーです。
 第6回目となる今回の醸し人は、新庄駅に併設されている、「もがみ物産館(ゆめりあ内)」の専務取締役・津藤真知子さんです。

尊敬できる上司であり、みんなのお母さん的存在
 真室川町出身。新庄市内の高校を卒業後、新庄市内へ嫁ぎ、「新庄ふるさと歴史センター」の新規オープニングスタッフとして関わったのが現在の会社との縁でした。22歳のとき出産と同時に一度職場を離れましたが、子育ての傍ら時間に余裕がある時は少しずつ手伝いをしていました。
 山形新幹線延伸開業に伴い、新庄最上の物産販売と情報発信を目的としたお土産店開業の話が決まり、平成11年12月4日に現在のお店が「ゆめりあ」内にオープンしました。
 開業当初は日々勉強で、毎日が手探りだったといいますが、そこは持ち前の明るさと高校時代のバレーボールで培った負けん気の強さで乗り切りました。
 新庄最上地域の物産品を扱うというお店の性格上、地元の歴史に接点のある方々との交流が増え、人の繋がりで救われた仕事も少なくなかったといいます。
 お土産を購入されるお客様からは、「最上ならではの食材」や「地元ならではのモノ」が求められていることを痛感し、『最上伝承野菜』を求める飲食店からの要望もあって、積極的に地域の物産品の流通に尽力し、今では「これが使命!」と、津藤さんは語ります。
 最後に、そんな津藤さんに新庄にどんな未来を期待するのかを聞いてみました。「昔と比べて最上地域に元気がなくなってきたような気がします。ですが、たまに少しとんがっているけれど情熱を持った若者に出会うこともあります。ですから、そんな人たちをまとめる人材が必要ではないかと思います。そのような役目を果たしてくれる中堅が出てきてくれると、もっとこの町は明るくなると思います」。
 地域の人とモノ、そして職場に元気を吹き込む津藤さん。まさに新庄最上地域の「醸し人」なのでした。
 職場のスタッフ曰く、「パワフルで、判断力、行動力、頭の回転の良さなどすべて尊敬します。どれだけ頑張っても追いつけない、憧れの人」だそう。女性のみの職場ですが、女性のための環境づくりに邁進し、そして人の気持ちを理解できる人徳。それだけに職場の雰囲気も良く、離職者もいないとか。まさに理想の上司像といえそうだ。
株式会社 もがみ物産協会

山形県新庄市多門町1-2ゆめりあ内