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木村酒造 専務執行役員営業部長 石川 亮逸 氏


このコーナーでは、“地域に潤いをもたらし醸成させるのは人である”という想いのもと、秋田県南地域と山形県北地域に住む「醸し人」にクローズアップしていきます。第1回目となる今回の醸し人は、東北の灘と呼ばれた秋田県湯沢市にあり、創業400年を超えた酒蔵「木村酒造」の専務執行役員営業部長の石川亮逸さんです。

日本酒は、自分にとって永遠のテーマです。
 石川さんは湯沢市出身湯沢育ちで、高校卒業後に都内の大学へ進学。卒業後大手酒造店で14年勤務。その後湯沢へ帰郷し、木村酒造に入社。大手酒造店時代では叶わなかった、“蔵の想いを直接酒販店へ伝えること”ができることが何よりもうれしいと語ります。
 主な仕事内容は、一言でいえば「企画営業」。世間で求められるであろう、日本酒の形を市場で調べ、それを自分の蔵で具現化するように製造へと橋渡しをすることが職務です。
 2013年12月にユネスコの無形文化遺産に「和食=日本人の伝統的な食文化」が登録されて以降、“自然の尊重”という日本人の精神を体現した食に関する社会的慣習が注目され、今や空前の日本酒ブーム。それだけに、お客様の日本酒への関心の高まりはもちろん、品質へのこだわりなど、蔵元に寄せられる期待の高さを強く感じるといいます。
 蔵元としてのプライド、常にお客様から見られているであろう酒造りへの姿勢。話を聞けば聞くほど、日本酒に向き合う想いの強さをヒシヒシと感じさせられます。
 自分が生まれ育った湯沢が、時の流れと共に寂れていく様に心を痛めているという石川さん。湯沢の宝である日本酒の力でなにか出来ないかと日々思案中だそう。湯沢の「醸し人」として湯沢の未来に光を灯す一人です。
『日本酒で乾杯しましょう〜〜!!』
【商品紹介】
●福小町 純米吟醸 美郷錦55 火入
秋田生まれの酒造好適米「美郷錦」と、「AKITA雪国酵母」で仕込んだ秋田プレミアムな純米吟醸酒。落ち着きのある豊かな香りと、スマートで伸びやかな米のうま味を感じさせる、1回瓶火入れ仕様の限定酒です。
◎秋田県産 美郷錦100%
◎精米歩合 55%
◎アルコール度 15.5度
福小町 醸造元 木村酒造

秋田県湯沢市田町2-1-11
TEL 0183-73-3155
www.fukukomachi.com